『ボーイフレンド』
年下男子のピュアな愛がクール女子の心を溶かす!
年齢、立場、生き方も異なる男女が異国の地で出会い、互いに影響を与えながら愛を紡いでいくピュアラブストーリー。ファン待望のパク・ボゴム最新作で、初回放送では同時間帯ドラマ視聴率1位を獲得した。
有名政治家の娘として幼い頃から窮屈な人生を送ってきたチャ・スヒョン(ソン・ヘギョ)。大学卒業後、財閥御曹司のチョン・ウソク(チャン・スンジョ)と結婚するも、夫の不倫が原因で離婚。慰謝料の代わりにトンファホテルの代表に就任し、4年で業界トップへと成長させた。ある日、仕事で訪れたキューバでスリに遭ったスヒョンは、一人旅中のキム・ジニョク(パク・ボゴム)に助けられ、夢のようなひとときを過ごす。帰国後、スヒョンは新入社員を迎える入社式でジニョクの姿を見つけるのだった…。
ソン・ヘギョのクールビューティぶりは必見!
見どころの一つは、ソン・ヘギョ演じるスヒョンが笑顔をほとんど見せないこと。社内でも“氷姫”とあだ名をつけられているほどで、たたずまいそのものが、もの悲しさを醸し出している。それもそのはず、離婚後も何かと口を出してくる元姑や実母の存在が強烈だ。野心たっぷりな2人の利害が一致するのか、共謀してスヒョンとウソクの復縁まで目論んでいる。スヒョンの父は報道キャスターから国会議員になった有名人のため、スヒョン自身も常に世間の注目を浴びて生きてきた。そんなスヒョンもジニョクの前では笑顔が増え、少しずつ自分を取り戻すのだった。
真似したい! ジニョクのナチュラルな誘い方
また、パク・ボゴム演じるジニョクの強引でないながらも一気に距離が縮まるアプローチ法も必見だ。キューバで出会った日、夜遅くまで歩き回った2人だったが、お礼をしたいのなら次の日の朝食をごちそうしてほしいと提案するジニョクに対して「明日の予定が分からない」と申し訳なさそうにするスヒョン。すると爽やかに「9時から30分だけ待つから気軽に考えて」と言うのだ。結局、キューバでは会えないものの、帰国してからいろいろなところで遭遇する2人。ジニョクが連絡先を渡す際、自分の携帯番号を手のひらに書き、それをスヒョンのスマホで写真に撮って渡すのにもビックリ。そんな風に相手に負担にならないナチュラルな誘い方が満載なのである。
現代版『ローマの休日』でパク・ボゴムを堪能!
スヒョンの元夫、ウソクは未だにスヒョンに未練たっぷりの為、何かと邪魔しようとする。ジニョクVSウソクの対決シーンも見もの。相手がどんな立場の人であれ、ひるむことなく堂々としているジニョクはとてもかっこいい。
今月末に入隊予定のパク・ボゴム。除隊後には一層たくましくなった姿を期待したい。また、全体的に『ローマの休日』を彷彿とさせる演出が印象的で、思わず見返したくなる。パク・ボゴムを目に焼き付けるとともに、この機会に新旧見比べてみるのもいいかも!(文:渡邉啓子/ライター)
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